歯の黄ばみの主な5つの原因と、その落とし方を徹底解説!
鏡を見たときに、自分の歯の黄ばみが気になったことはありませんか?
にっこり笑った顔がどんなに素敵でも、そこからのぞく歯が黄ばんでいたら…
今回は、歯の黄ばみのさまざまな原因と、歯の黄ばみを落とす方法について、また予防する方法についても詳しく紹介します。
まだまだ間に合います!ご自分に合った方法で、白くてきれいな歯を。そして素敵な笑顔を手に入れましょう。
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歯の黄ばみが人に与える印象は?
歯の黄ばみが人に与える印象についての調査結果を見てみると、「笑顔の輝きが減る」、「不潔に見える」、「老けて見える」、「だらしない」などの回答が多く、かなりのマイナスイメージを持たれてしまうということが分かっています。
プライベートではもちろん、仕事面でも歯の黄ばみはマイナスであることが分かります。逆に歯の色が白くてきれいだと、相手にプラスの印象を与えることができるということですね。
歯の黄ばみの5つの原因とは?
ではなぜ歯が黄ばんでしまうのでしょうか?
歯の黄ばみの原因は人によってさまざまですが、ここではその中でも代表的な5つの原因について見ていきましょう。
食べ物によるステイン汚れ
歯の黄ばみの原因の1つとして、飲食物による着色(ステイン)汚れがあります。ここでは歯が黄ばみやすい飲食物について見ていきます。
① チョコレート
チョコレートに入っているカカオマスポリフェノールという成分は抗酸化作用があり、美容にも良い反面、着色しやすい成分でもあります。
② カレー
カレーに含まれるターメリック(ウコン)は、天然の着色料として知られています。服にカレーがついてしまうとなかなか落ちないように、歯にも着色しやすい食べ物ですので、注意が必要です。
③ コーヒー
コーヒーには、クロロゲン酸などのポリフェノールの成分が含まれています。ポリフェノールは、香りや苦みの元となる成分で、生活習慣病の予防に効果的であると同時に、着色汚れがつきやすい成分でもあります。
④ 紅茶、緑茶、ウーロン茶など
これらの飲み物には、渋み成分であるタンニンが含まれています。コップに茶渋がつくように、歯にも茶渋がつきやすく、歯の黄ばみの原因となります。
⑤ 赤ワイン
赤ワインの原料となるブドウにもタンニンやポリフェノールが含まれていますので、着色汚れが起きやすく、さらにアルコールによって歯の表面のエナメル質が溶けやすくなることで、歯の黄ばみの原因となる飲み物です。
⑥ ニンニク、ネギなど
ニンニクやネギは抗酸化作用が高く、健康にも優れた食べ物ですが、硫黄(イオウ)が多く含まれており、これが歯の黄ばみを引き起こします。
⑦ 醤油、ソース、ケチャップなど
色の濃い調味料も注意が必要です。少し加えただけで料理の色が変わってしまうように、歯に色素沈着が起きやすい食べ物です。
⑧ 炭酸飲料、アルコール飲料など
炭酸は酸性度が高いため、歯の表面のエナメル質が溶けやすく、歯の黄ばみを引き起こします。またアルコールも同様に歯の黄ばみの原因となります。
タバコのヤニによる着色汚れ
タバコには何種類もの物質が含まれていますが、その中でも歯の黄ばみの原因となるものがタールです。タールには発がん性物質が含まれており、もともとは真っ黒な色をしています。喫煙者の肺が真っ黒になるのは、タールによる着色です。
また、タバコを吸っている部屋の壁紙が黄色く変色しているのを見たことがありませんか?それと同じ現象が口の中で起きているのです。
長年の喫煙によりついてしまった歯の汚れは、普通の歯磨きではなかなか落としにくく、歯医者さんでの処置が必要となってきます。
虫歯による歯の変色
虫歯になると、白→黄色→茶色→黒と段階的に歯の色が変化していくため、歯が汚れて見えてしまいます。歯医者さんで虫歯の治療をきちんと受けましょう。
また、虫歯の治療を受けた際の詰め物が時間とともに黄色く変色していき、歯が黄色く見えたり、虫歯の治療によって神経が死んでしまった歯は、内側から黒く変色してしまうことがあります。
詰め物の変色や神経が死んでしまった歯の黒ずみを解消するには、歯医者さんで歯の内部から漂白を行う、ウォーキングブリーチなどの治療が必要になります。
加齢による歯の黄ばみ
歯の表面のエナメル層の内側にある象牙質は、もともと薄い黄色ですが、年齢とともにだんだん色が濃くなってしまいます。また、日々の生活の中で表面のエナメル質が削れていくことにより、象牙質が透けてさらに歯が黄ばんで見えてきます。
加齢による着色の場合、本来の歯の色が変色してしまっているので、普段の歯磨きではなかなか白くすることが難しいといえます。
気になる方は、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使って歯を磨いたり、歯医者さんでホワイトニングの治療を受けることをおすすめします。
口呼吸による唾液の減少
口で呼吸をすると口の中が乾燥してしまい、唾液による洗浄効果が弱くなってしまうことで歯に着色が起こりやすくなります。歯並びが悪く、唇が開いたままの方も同様です。
唾液の減少は、歯の黄ばみだけではなく、その他にも虫歯や歯周病の原因になる可能性があるため、ひどい場合は、歯医者さんでドライマウスの治療や歯列矯正などを行う必要があります。
歯の黄ばみを取る方法
歯の黄ばみ落とす方法には、自分で出来るもの、歯医者さんで行うものなどさまざまあります。
それぞれの特徴やメリットを具体的に紹介していきますので、ご自分に合った方法を選び、ケアしましょう。
自宅でできるケア
自宅で歯の黄ばみを落とすには、普通の歯磨き以外に、専用のケアが必要です。
ここでは、自宅で歯の黄ばみを効果的に落とす方法を紹介します。
ホワイトニング歯磨き粉を使う
歯医者さんで行うように、過酸化水素などを使って歯の内部を漂白することはできませんが、飲食物やタバコのヤニなどでついてしまった着色汚れは、ホワイトニングの成分が入った歯磨き粉を使うことで、効果的に除去することができます。
ホワイトニングを謳っている歯磨き粉には、粒子が荒い研磨剤が含まれたものもあります。粒子が荒いと歯の表面のエナメル層が削れて、内側の象牙質が透けてしまい、逆に歯が黄ばんで見えてしまいます。
また、健康な歯でいることは美しい口元には絶対不可欠。虫歯を防ぐように、歯質強化成分が入っているものを選びましょう。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際のポイント
・フッ素やハイドロキシアパタイトなどの歯のエナメル質を強化し再石灰化する成分が入っていること
・汚れ、黄ばみを落とす成分が入っていること
おすすめのホワイトニング歯磨き粉はこちら
歯の消しゴムを使う
歯の消しゴムとは、先端にシリコン素材の消しゴムが付いたペンタイプのグッズで、食事によって着色してしまった部分や喫煙によるヤニ汚れが付着した歯をこすって、汚れを落とすというものです。摩擦の研磨剤で汚れが落ちる仕組みです。
価格も500円程度の商品が多く、手軽に使うことができます。ただし、歯の表面は凹凸があるため、表面を全く傷つけずにすべての汚れを取りきることは困難です。
トゥースティックW
キシリトールが配合された、ペンタイプの歯の消しゴム。
全体ケア用のフラットタイプと歯の隙間やポイントケア用のペン型タイプの2本セットになっています。天然ハッカのさわやかな香り。
参考価格:570円(税抜)
ホワイトニングペン
ホワイトニング成分が入ったジェルが内蔵されているペンタイプのグッズです。
ペン先からジェルが出る仕組みになっていて、マニキュアを塗るような感覚で、歯の表面に塗っていき、その後5分~15分ほど置いてブラッシングします。
ジェルの中に含まれている亜塩素酸ナトリウムに、歯を白くする効果があります。ただし、亜塩素酸ナトリウムは食品添加物に使われている成分ですが、危険性が高いため使用する際は必ずパッケージに記載されている含有量をチェックするようにしましょう。
※食品安全委員会では、1日に体重1kg当たり0.029mgが許容摂取量とされています。
ボディマジック ホワイトニングペン
ペン型のホワイトニング剤。携帯に便利で、毎日の歯磨きにプラスすることで歯についた汚れを効果的に落とします。
使い方 ①歯に塗る(表面の汚れに吸着)②上塗りする(汚れを浮かす)③歯をブラッシング(浮いた汚れを落とす)
参考価格:2,484円(税込)
歯医者さんでのクリーニング
歯医者さんで行うクリーニングは、振動で汚れを落とす機械や手用器具を使って、歯の表面の汚れを掃除してくれるもので、原則的に保険治療の範囲内で受けることができます。ただし、あくまでも汚れを取り除くための処置ですので、もともとの歯が黄ばんでいたり変色してしまっている場合は、クリーニングだけで歯を白くすることはできません。
ホワイトニング
クリーニングとは違い、歯そのものの色を白くする治療方法をホワイトニングといいます。ホワイトニングは保険治療には適用されませんので、自費診療となります。
歯医者さんで行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングの両方があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯医者さんで変色している歯の表面に1本ずつ専用の薬剤を塗り、歯を白くする治療法です。1回の施術で歯の黄ばみをきれいに落とすことができます。しかし、1度オフィスホワイトニングを行ったからといって、永久的に白い歯が保てるということではなく、徐々に歯の色は戻っていきます。
また費用は歯医者さんによって異なりますが、1回の施術におよそ1万円程度が相場で、10万円を超える高額になるところもあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、専用の薬剤をマウスピースに入れ、定められた時間装着することで、歯を白くする方法です。歯医者さんで自分に合ったマウスピースを作ってもらい、それを自宅に持ち帰って、約2週間ほど自分でケアを行います。
歯医者さんで行うオフィスホワイトニングに比べ、自宅で行う分費用を抑えることは可能ですが、専用のマウスピースや薬剤を購入するのに初回(約2週間分)でおよそ1万5,000円~3万円、追加で行う場合には、専用の薬剤を購入するのにおよそ5,000円ほどかかります。
歯の黄ばみを予防しよう
歯の黄ばみを落としてやっと綺麗な歯になっても、普段の習慣やお手入れが変わらなければ、また歯が黄ばんでしまいますよね。歯の黄ばみを予防し、白い歯を維持するためのケア方法と歯磨き粉の選び方、また生活習慣についても紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
正しい歯磨きとケア方法
歯を磨くタイミングは?
① 朝は食前に歯磨きを
夜寝ている間は唾液の量が減るため、口内に雑菌が繁殖しています。
この状態で朝食を食べたり飲み物を飲んだりすると、体内に雑菌を取り込んでしまうので、朝起きたらまず歯を磨くようにしましょう。
② 就寝前は念入りに
1日の終わりには、デンタルフロスなども使って丁寧に歯を磨くようにしましょう。そうすることで、寝ている間の雑菌の繁殖を抑え、虫歯の予防や着色汚れの予防になります。
③ できれば毎食後にも
食事をしたあとは、食べ物に含まれている糖が細菌のエサとなり、その細菌によって口の中が酸性になります。酸性になると歯の表面のエナメル質が溶けやすくなり、歯の黄ばみはもちろん色々な歯のトラブルを引き起こします。
外出中などでやむをえない場合以外は、できるだけ食後は歯を磨く習慣を。
磨き時間と歯磨き粉の選び方は?
1回の歯磨きにはどれぐらいの時間をかけていますか?
正しい歯磨きの方法は、鏡を見ながら1本の歯に対して最低10回はブラシを小刻みに動かし、裏側も同様に行うというもの。この方法だと、1回の歯磨きにおよそ10分ほどかかります。
毎回10分かけて磨くのは難しいかもしれませんが、朝起きてすぐと、寝る前の歯磨きにはこれぐらいの時間をかけることが理想的です。
また、毎日歯を磨く際に、研磨剤入りの歯磨き粉で力いっぱいこすっていると、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまい、逆に歯の黄ばみを引き起こしてしまう恐れがありますので、歯磨き粉を選ぶ際には、研磨剤が入っていなか、研磨剤の粒子が細かいものを選ぶようにしましょう。
生活習慣の改善
歯の黄ばみを予防するためには、生活習慣を見直すことも大切です。毎日コーヒーや紅茶、アルコールなどを良く飲む人、また着色料がたくさん含まれている食べ物をよく食べる人は、その量を減らしたり、食後すぐに歯を磨いたりして、できるだけ歯に汚れが残らないようにする意識をしましょう。
また、タバコは歯の黄ばみだけでなく、健康面でもマイナスになります。完全にやめることは難しくても、本数を減らすなどの努力を行い、きれいな歯を保ちましょう。
歯の黄ばみを落として、素敵な笑顔を手に入れましょう
歯を白くする方法はたくさんあります。まず自分の歯の黄ばみの原因は何なのかを知り、それぞれに合ったホワイトニング方法を選び、ケアをしっかり行って生活習慣を変えることで、歯の黄ばみはきっと改善します。諦めずに白くきれいな歯を手に入れて、最高の笑顔で毎日を過ごしましょう。
・歯の黄ばみを落とすには、ホワイトニング用の歯磨きを。
・医院でのホワイトニングは即効性があるが、費用も高い。
・朝起きてすぐと、就寝前の歯磨きは念入りに。
・1回の歯磨きには10分程度かけるのが理想的。
・歯磨き粉を選ぶときは、低研磨か、研磨剤が入っていないものを。
・歯の黄ばみが起きにくい生活習慣をこころがける。
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