突然まぶたが腫れた!!原因はアレルギー?目の腫れの原因と正しい対処法を知ろう
朝起きたら突然目が腫れている!鏡を見てビックリ!
そんな経験はありませんか?
目やまぶたが腫れる原因は、日常的な要因や目の病気、アレルギーなど、いくつか挙げられます。
今回は目が腫れる原因をはじめ、自分でできる対処法、「病院を受診するなら何科?」といった疑問まで、目が腫れて困っているあなたを全力でサポートします!
「こんな目のままじゃ会社に行けない……」そんなときの応急処置や、目の腫れ予防法も紹介するので、対策の参考にしてくださいね(^^)/
見出し
急になぜ?目が腫れる原因を知ろう
急に目が腫れる原因は想像以上に色々あります。
日常的に見られる要因から、病気にアレルギーなど……。
代表的なものをピックアップしていくので当てはまるかチェックしてみてください。
日常にひそむ「目の腫れ」原因6つ
まずは日常的に見られる原因から見ていきましょう。
対処法:コットンアイパック 目を冷やすことで血管を収縮させて、目の腫れを軽減させましょう。
|
寝不足・寝すぎ
睡眠不足が続くと血液の流れが悪くなり、老廃物がうまく体外へ排出できません。
そのため顔がむくみ、同時に目も腫れやすくなります。
だからと言って、休日に寝だめをするのも良くありません。
寝すぎると、身体を動かさない時間が長くなるため、リンパ液の流れが悪くなり、目の腫れやむくみの原因になります。
つまり、寝不足も寝すぎも目の腫れやむくみの原因になるのです。
対処法:温冷タオル 目の周りを温める&冷やすことで血行を良くしましょう。
3.と4.を4回ほど繰り返すと、目の腫れがひいてくるはずです。 |
ストレス
目の腫れとは一見関係ないように思えますが、じつはストレスが目の腫れを引き起こす場合もあります。
ストレスや過労は自律神経を乱し、その結果、血流が悪くなりまぶたがむくむこともあるのです……。
さらにストレスは、免疫力の低下にもつながるため、細菌やウイルスなどに感染しやすくなり、目の腫れや病気を引き起こす恐れもあります。
現代の女性は、仕事やプライベートでつい頑張りすぎてしまう人が多いので、ストレス性の目の腫れには十分注意しましょうね(^^
対処法:カレースプーンマッサージ マッサージで目の腫れをとりながら、頭もスッキリさせましょう!
|
お酒の飲みすぎ
アルコールは血管を拡張し、血行を促進する働きがあります。
しかし、お酒を飲み過ぎると血管内の水分が外に漏れだし、むくみの原因になります。
その結果、翌朝目が腫れぼったくなったり、顔がむくんだりしてしまうのです。
おいしいお酒も、飲むのはほどほどにしないといけませんね…気を付けましょう(^-^;
対処法:首回りからリンパマッサージ 首回りのリンパの流れを改善して代謝を促進させましょう。
|
乾燥
ドライアイなどにより、慢性的に涙の量が不足すると、目に傷ができやすくなり、その傷による刺激で目が腫れることがあります。
ドライアイは、現代人に非常に多い目の病気であり、主にコンタクトレンズの長時間装用やパソコン・スマートフォンの使いすぎなどが原因と言われています。
特に、コンタクトレンズの長時間装用は目に負担がかかります。
理想的な装用時間は12時間と言われていますので、できるだけオーバーしないようしましょう。
対処法:蒸しタオルで即効保湿 温タオルの蒸気を利用して、目の周りを保湿しましょう。
|
むくみ・冷え
日常生活で目が腫れる原因は、主にむくみと血行不良だと言われています。
むくみは塩分の摂りすぎやお酒の飲みすぎ、長時間の立ち仕事などが原因で起こり、血行不良は身体の冷えが原因です。
むくみや血行不良も、男性より女性に圧倒的に多いのが特徴です。
これは、男性に比べて女性の筋肉量が少ないことが原因のひとつとされています。
筋肉量が少ないと、血液を全身に送り出す力が弱くなり、余分な水分がたまることで、むくみやすくなります。
また、身体の熱を生み出す力も弱くなるため、冷えやすくもなってしまうのです。
対処法:ティーバックでアイパック 紅茶にはカテキンやビタミン類が豊富に含まれています。 これらは目のむくみや疲労に効果てきめんです。 紅茶の香りでリラックスもできますよ。 紅茶を入れたあとのティーバックを軽く絞ってから、冷蔵庫で冷やしておきましょう。
|
目が腫れる主な病気4つ
病気が原因で目が腫れることもあります。
代表的な4つの病気を、原因・症状・治療法から細かくチェックしていきます。
ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)
「ものもらい」は、もっともよく知られた目の病気のひとつであり、「めばちこ」「めいぼ」とも言われています。
正確には「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と言う病気に分かれています。
- 霰粒腫(さんりゅうしゅ)
まつ毛の根元にあるマイボーム腺という部分が、つまることにより起こる病気です。 - 麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
麦粒腫は、まつ毛の根元などが炎症を起こす病気です。
【原因】
- 霰粒腫
マイボーム腺がつまる要因はさまざまです。
ホルモンバランスの乱れや栄養状態の悪化などにより、脂の形状が液状からグリース状に変化したり、マイボーム腺の開口部分が炎症を起こし出口が塞がってしまったり、さらに原因が不明なこともしばしばあります。
ただし細菌感染によるものではありません。 - 麦粒腫
主に身体の抵抗力が落ちた際に、細菌感染によって引き起こされるそうです。
【症状】
- 霰粒腫
主にまぶたにコロコロとしたしこりが現れます。
また、通常は痛みや赤みなどの症状は出ない場合が多いです。 - 麦粒腫
主に目の腫れや痛みを伴います。
【治療法】
霰粒腫も麦粒腫も、治療は主に抗生物質や点眼薬の処方がおこなわれます。
ただし、症状が重い場合は手術で切開して膿を出すこともあります。
【注意点】
炎症が起きている部位やしこりの部分を、汚い手で触らないように注意が必要です。
結膜炎
結膜炎は、白目の部分を覆っている結膜が、何らかの原因によって炎症を起こす病気です。
【原因】
結膜炎はさまざまな原因で起こり、以下のような種類に分けられます。
- ウイルス性(ヘルペスウイルス、アデノウイルスなど)
- 細菌性(黄色ブドウ球菌など)
- アレルギー性
- アトピー性 など
【症状】
結膜が充血し、目やにや涙が出る、目の痛みなどが症状として現れます。
【治療法】
基本的に、点眼薬や軟膏を使用して症状を抑えます。
- 細菌性結膜炎では、細菌に効果的とされる抗生物質の点眼薬を使用します。
- ウイルス性結膜炎の治療には、特効薬がありません。体内でウイルスへの抗体ができるのを待ちながら、抗菌点眼薬などを使って症状を抑えます。
【注意点】
手は石鹸でしっかり洗い、なるべく目をこすらないことです。
特にウイルスは感染力が強いため、家庭内感染など集団感染の原因の恐れがあります。
目を触った手指やハンカチなどからも感染する恐れがあるため、よく手を洗って、ハンカチやタオルを他人と共用するのは避けましょう。
なお、アレルギー性結膜炎については、「2.2.5.アレルギー結膜炎」で紹介しています。
眼瞼炎
眼瞼炎とは、まぶたに起こる炎症の総称です。
眼瞼炎は炎症が起こる部分によって、以下の3種類に分けられています。
- まつ毛の根元に起こる眼瞼縁炎
- まぶたに起こる眼瞼皮膚炎眼瞼皮膚炎
- 主に目尻に起こる眼角眼瞼炎
【原因】
細菌やウイルスによる感染や、薬品や化粧品によるアレルギーが原因だと言われています。
また、アトピー性皮膚炎によるアトピー性眼瞼炎の場合もあります。
【症状】
まぶたに赤みや腫れ、かゆみ、小さな発疹などが現れます。
まぶた以外に首や指などにも発疹が出た場合は、アトピー性眼瞼炎の可能性が高くなります。
【治療法】
点眼薬や軟膏で治療します。
アトピー性眼瞼炎の場合は、眼科だけでなく皮膚科も受診して症状に対処する必要があります。
眼瞼炎は自然に治る場合もありますが、放っておくと炎症がひどくなる恐れもあるため、症状がひどくなる前に早めに眼科を受診しましょう。
涙嚢炎
涙嚢炎とは、涙を排泄する涙道の一部である涙嚢にたまった涙液が、細菌感染することによって起こる病気です。
【原因】
涙液が通る鼻涙管と言う細い管が閉塞する鼻涙管閉塞が原因とされています。
【症状】
主な症状は、常に涙が止まらなくなり、目やにが出やすくなります。
アレルギーでもないのに無意識に涙が止まらない、目やにがたくさん出るなどの症状がある場合は、涙嚢炎の疑いがあります。
さらに、慢性涙嚢炎が悪化すると急性涙嚢炎となり、涙嚢部分が激しく痛み、赤く腫れあがります。
そのまま放置すると涙嚢が破れてしまうこともあるため、一刻も早く適切な治療を受ける必要があります。
【治療法】
治療の基本は、鼻涙管の閉塞を改善することと、点眼薬などで症状を抑えることです。
ただし、それでも改善されない場合は涙嚢洗浄や手術などがおこなわれます。
【注意点】
涙嚢炎の悪化を防ぐためには、急性化する前に眼科で治療を受けることが大切です。
“突然”の“長引く”目の腫れは要注意
日常生活でまぶたが腫れる原因になる行動をしていない、アレルギーや細菌感染もしていない、それなのに突然まぶたが腫れ、長引いている場合は注意が必要です。
じつは、目の腫れは必ずしも目の異常が原因とは限りません。
まぶただけでなく、全身にむくみや腫れが見られる場合は、腎臓などの病気が疑われます。
腎臓の機能が低下すると、体内の水分調節がうまくいかなくなり、全身がむくみやすくなります。
その結果、まぶたの腫れぼったさや慢性的な足のむくみなどが現れるのです。
また、甲状腺機能の異常や全身疾患によって目が腫れることもあります。
甲状腺の病気は圧倒的に女性に多く、若い女性は特になりやすいと言われています。
中には甲状腺機能の異常によって、全身の症状より目の症状が先に現れる人もいます。
目の腫れがいつまでたっても治らない、目やまぶた以外に全身がむくんでいるなどの異常が現れた際は、目以外の病気の可能性もあるため、眼科や内科を受診しましょう。
アレルギーが原因で起こる「目の腫れ」
日常の行動が原因でもなく、細菌やウイルス感染が原因でもない目の腫れもあります。
それは、アレルギーによるものです。
現在、アレルギーは日本人に急増しており、その原因は非常に複雑化しています。
アレルギーによる「目の腫れ」について、次の章で詳しく確認していきましょう。
アレルギーが原因!なぜまぶたが腫れるの?原因と対策
アレルギー反応で、なぜまぶたが腫れるのでしょうか?
そしてアレルギー反応が起こる原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
対処法とあわせてしっかりと確認しましょう!
アレルギー反応で目が腫れる理由
目にアレルゲン(アレルギー反応を起こす物質)が付着すると、アレルギー反応が起きて肥満細胞からヒスタミンなどが放出されます。
ヒスタミンとは、炎症やアレルギー反応に関与すると言われている化学物質。
目の知覚神経や毛細血管を刺激して、目のかゆみや充血、目の腫れなどを引き起こします。
また、外気にむき出しの状態の目は、アレルギー症状が他の部分よりも出やすいのです。
アレルギーのクラスの確認方法はこちら!
原因はさまざま!目の腫れを引き起こすアレルギー
花粉・ハウスダスト・動物の毛やフケ
日本人が持っているアレルギーで多いのが、花粉によるアレルギーです。
花粉が目の粘膜に付着することでアレルギー反応を起こし、かゆみから目をこすってしまい、目が腫れてしまいます。
また、ハウスダストや動物の毛・フケなども目の腫れを引き起こす原因です。
これらが目に直接触れる可能性は、花粉よりは多くありません。
しかしペットを触った手で目を触るなどの行動によって、目が腫れるなどの症状が出ることもあります。
化粧品・ビューラー・アイプチ
女性が毎日使用する化粧品やビューラーがアレルギーの原因になる場合もあります。
まぶたに直接つけるアイシャドウやアイライナーに含まれる成分や、ファンデーションや基礎化粧品でアレルギー症状を引き起こすことがあります。
さらに、ビューラーの金属やゴム、そしてアイプチの粘着剤などがまぶたに触れることでも、同様の症状が現れます。
また、化粧品をきちんと落とせていないことが原因で発症する場合もあるので、毎日のアイメイクは必ずきちんと落としましょう。
食物アレルギー
一見すると目の腫れに関係がないように思えますが、じつは食物アレルギーによって目が腫れる場合もあります。
特に即時型のアレルギーでよく起こり、原因となる食物を食べてから30分~2時間以内に現れる傾向にあります。
ときにはアナフィラキシーショックで命に危険が及ぶ場合もあるため、急に目が腫れる、顔全体が腫れる、のど(気管)が詰まるなどの症状が出た際は、すぐに病院の診察を受けましょう。
特に食物アレルギーを持っている人は、日頃から注意しておきましょう。
これってじんましん!?クインケ浮腫(むくみ)
クインケ浮腫とは、血管性浮腫とも呼ばれ、身体の一部が突然腫れる病気です。
その腫れは数時間のうちにはっきりと現れます。特にまぶたや唇に現れやすいのが特徴です。
クインケ浮腫は遺伝性と非遺伝性に分かれています。
遺伝性は非常に稀なケースですが、非遺伝性は薬品などによるアレルギーや、外傷などの物理的刺激が原因と言われています。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、目の表面にアレルゲンが付着することにより、結膜に炎症を起こす病気です。
目のかゆみや充血、目やにや涙が出るなどの症状が現れます。
花粉のように特定の季節に症状が出る季節性と、ハウスダストのように一年中症状がある通年性に分けられます。
ときにはコンタクトレンズの汚れが原因になるケースもあるため、コンタクトレンズの汚れは毎日確実に落としましょう。
アレルギーで目が腫れたときの対処法
できるだけ目を触らない
アレルギーで目が腫れてしまったら、まずは物理的な刺激を避けることが大切です。
腫れている時の目は普段以上に繊細な状態です。
腫れが気になるとつい手で触ってしまいがちですが、腫れていてもかゆくても、触らずに我慢しましょう。
冷温法
ホットタオルと冷たいタオルを交互に目元に乗せる、温冷刺激は目の血流を促進し、目の腫れやむくみに効果的だと言われています。
ただしタオルが熱すぎると、やけどをする恐れがあるため、ホットタオルはあくまでも心地いい温かさにしましょう。
マッサージ
マッサージで目の周りの血流を促進するのも、効果的な対処法のひとつです。
ただし、目の周りの皮膚や血管は非常に繊細なため、指の腹で優しくマッサージすることが大切です。
早く腫れを解消したいからと言って、強い力でマッサージすると炎症を起こす原因になるため注意しましょう。
アレルゲンの除去
アレルギーによる腫れの対処でもっとも大切なことは、腫れの原因となったアレルゲンを特定して、しっかり除去することです。
アレルゲンが自分では分からない場合は、一度病院での診察を受けてみるのがおすすめです。
血液検査などにより、自分の持っているアレルギーを調べることもできます。
もうまぶたを腫らすのはイヤ!目の腫れを予防する方法
思わぬ原因で目が腫れてしまったら応急処置で対策していくしかないですが、普段から目を腫らさないように予防することも可能です。
日頃から目の腫れを作らないための生活とケアを心がけておけば安心ですね。
こすらない・触らない
目の腫れを防ぐためには、できる限りこすらない・触らないことが大原則です。
目の周りの皮膚は非常に薄く、ちょっとした刺激にも弱いため、物理的刺激は最小限にとどめます。顔や目を触ることがクセになっている人は要注意。
日頃から触れてしまってないか意識してみましょう。
「しっかり保湿」で乾燥を防ぐ
肌は乾燥してしまうと、通常よりも敏感な状態になってしまいます。
目の周りが敏感な状態ということは、ちょっとした刺激ですぐに炎症が起きてしまうということ。
乾燥という大敵を防ぐためには、毎日しっかり保湿することが大切です。
目のドライアイを防ぐために目薬を使用し、パソコンやスマートフォンを使い過ぎないようにします。
目の周りには、アイクリームなどでしっかり保湿しましょう。
むくみや冷えをとる
生活習慣によるむくみや冷えを防ぐことも、目の腫れを予防する上で大切なことです。
バランスの良い食生活を心がけ、塩分の摂りすぎやお酒の飲みすぎには気を付けましょう。
また、温かいものを食べたり、毎日湯船につかったりして、冷えを防ぐことも目の腫れの予防に効果的です。
泣きすぎた夜は寝る前にマッサージを
仕事やプライベートで嫌なこと・辛いことがあると、たくさん泣いてしまう時もありますよね。
そんな日は、寝る前に目の周りをゆっくり優しくマッサージすると、目の腫れを抑える効果が期待できます。
その際はアイクリームなどを使用すると、まぶたの乾燥を防ぎ、指の摩擦も少なくなります。
寝る前おすすめマッサージ
※目の周りをマッサージするときは、アイクリームなどを使って肌に刺激を与えないようにしましょう |
突然まぶたが腫れてる!!原因はアレルギー?目の腫れの原因と正しい対処法を知ろう(まとめ)
今回は、突然の目やまぶたの腫れについて紹介しました。
目は顔の印象を決めるとても大切なパーツです。
そのため、目が腫れると顔の印象が変わってしまいます。
さらに、目の腫れはメイクでもなかなかカバーしきれないので、目が腫れた日は鏡を見るのも嫌で、憂うつな気持ちになるものです。
目の腫れは、日常生活での行動が原因の場合もあれば、目の病気やアレルギーの場合もあります。
「目の腫れなんて、たいしたことじゃない」と軽く見ずに、症状がひどい場合は眼科や内科などできちんと検査を受けて、正しい対処をしていきましょう^^
Warning: Undefined variable $comment_form_sns_tags in /home/idea1/nnir.jp/public_html/wp-content/themes/shaper/comments.php on line 27