喉(のど)のイガイガは風邪?アレルギー?ツライ症状の原因から対策・予防まで徹底解説
喉(のど)がイガイガ・ムズムズ……喉が痛くてツライ……!
喉の不調は誰もが経験したことのある身近な症状です。
実はからだの中でも敏感な部分である喉は、ちょっとしたことが原因で症状が出てきてしまいます。
初期症状では風邪かアレルギーかわからないことも多いですよね。
今回は喉にフォーカスして、よくある症状から原因や対処法、さらには予防法までしっかりとレクチャーします!
喉の症状でお困りのあなたは必見ですよ(^^)/
見出し
喉(のど)に出るさまざまな症状
ひとくちに喉の症状といっても、その状態はさまざまです。
感じ方は人それぞれなので、喉の不快感にも色々な表現が見られます。
- 喉が痛い
- 喉がかゆい
- 喉がイガイガする、喉の違和感・不快感
- 声がかれる
- 咳や痰がでる
- 息がしづらい
喉がイガイガする、喉が痛いとなるとまず風邪を疑いますよね。
そのほかにも喉の粘膜が腫れる咽頭炎、扁桃腺が腫れる扁桃腺炎などに加え、声の出しすぎなどの外的要因、さらにはアレルギー症状など原因も実にさまざまです。
喉といっても鼻から食道につながる「咽頭(いんとう)」やのどぼとけの部分を指す「喉頭(こうとう)」など意外と「喉」の範囲は広いのです。
まずは喉の症状が出ているときの状態を確認していきましょう。
喉(のど)の症状が出ているとき、喉(のど)はどういう状態なの?
喉の痛みやかゆみが起きているとき、喉の状態は一体どうなっているのでしょうか?
- 喉の痛みが生じる原因の多くは、喉が炎症を起こしているから
- かゆみはアレルゲンが喉に付着し喉の粘膜が腫れるから
喉が痛いと感じるほとんどの場合、喉は炎症を起こしています。
風邪やインフルエンザなどに代表されるウイルスの喉への感染、また喉を酷使するなど、喉の粘膜に炎症が起こることで痛みを感じます。
症状が軽いときは喉の異物感や不快感、イガイガする状態ですが、症状が進むにつれ血管が赤く腫れていき、喉の痛みも強くなっていきます。
喉に軽い炎症が起きている状態で、痛む手前の症状をかゆみと感じることがあります。
この場合は症状が進むにつれ、喉の痛みへと変化していきます。
また喉の粘膜が乾燥している状態でも、同じくかゆみとして症状が出ることがあります。
アレルギー症状の場合、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が喉の粘膜に付着し、これをからだから排除しようと過剰な免疫反応を起こします。
このアレルギー反応で喉の粘膜が腫れ、かゆみを感じるのです。
アレルギー症状の場合、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が喉の粘膜に付着し、これをからだから排除しようと過剰な免疫反応を起こします。
このアレルギー反応で喉の粘膜が腫れ、かゆみを感じるのです。
アレルギー?風邪?喉(のど)の症状を引き起こす原因
喉の炎症や腫れを引き起こす原因は実にさまざまです。
ひとつずつ見ていきましょう。
(※最後にチェックリストもあります。必見!)
日常にひそむ原因
声の出しすぎ
「カラオケで長時間歌った」「スポーツの応援で大声を出し続けた」など、普段より喉を酷使したときに声が枯れたり喉の痛みが出たりすることがあります。
これは喉の奥にある声帯がむくんだり、声帯に炎症が起きてしまっているためです。
アルコールやタバコ
アルコールやタバコの煙が喉を刺激することで、喉の痛みを引き起こします。
飲み会でしこたまお酒を飲んで、二次会はタバコの煙がただよう中でのカラオケ……翌日声が枯れたり喉が痛かったりした経験がある人も多いのでは。
日常的にタバコを吸っている人は慢性的に喉に刺激を与えている状態のため、喉の不快感を感じやすいといえます。
空気の乾燥
空気が乾燥すると喉のイガイガや痛みが気になります。
秋冬など季節的な空気の乾燥は、喉の粘膜の乾燥につながります。
また夏場のエアコンや口呼吸が原因で喉が乾燥することもあります。
気温の変化
空気の乾燥に加え、季節の変わり目など急激な気温の変化(特に気温の低下)でも喉の不快感や痛みが引き起こされることがあります。
急激な気温の低下で免疫力が落ちているところに喉の粘膜の乾燥が加わわることで喉の痛みが発生してしまうのです。
また近年耳にすることが増えた寒暖差アレルギーの可能性もあります。
(※寒暖差アレルギーは「3-3.アレルギー」を参照)
ストレス
「喉の痛み」と「ストレス」、あまり関係性がないように思われるかもしれませんが、実は喉はとてもデリケート。
心身に過剰なストレスがかかって自律神経のバランスが崩れたとき、喉にも症状が現れることがあります。
この場合、喉のつかえや異物感を訴えるケースが多いことも特徴です。
「喉に違和感があったり、喉になにか詰まっている感じがするけど、食べ物を飲み込むのには問題がない」
「喉のつまりを感じて受診したものの、身体的な異常はないと診断された」
これらは、咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう):別名ヒステリー球の典型的な症状です。
女性に多い疾患でもありますので、このような症状を感じたらまずは病院を受診しましょう。
ヒステリー球は身体的な異常がないことが前提ですので、初診は内科か耳鼻科にかかることをおすすめします。
病気
風邪の原因!細菌やウイルス
喉が痛いとまず風邪を疑う人も多いのではないでしょうか。
いわゆる普通の風邪である「かぜ症候群」では、空気中のウイルスが喉に付着して感染することで喉の炎症、「急性咽頭炎」が引き起こされます。
喉の痛みのほか鼻水・頭痛・だるさ・発熱・咳など、さまざまな症状が現れます。
成人における急性咽頭炎の90%はウイルス性で、2週間以内に症状がおさまることがほとんどと言われています。
インフルエンザウイルスでも急性咽頭炎が発症しますし、乳幼児なら溶連菌という細菌による感染症で、強い喉の痛みを伴うことで知られています。
喉の痛みの原因がウイルス性か細菌性かで治療法は変わります。
ウイルスが原因なら消炎剤などで症状をおさえ、細菌が原因であれば抗生剤が処方されます。
ただ症状だけでウイルス性か細菌性かを判断するのは難しく、細菌性が疑われる場合のみ検体検査が行われることになります。
例えばウイルス性であった場合は抗生剤は効果がないことになりますので、自己診断は避け病院で医師の判断を仰ぎましょう。
逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症
喉の違和感やヒリヒリした感じが長く続いているなら、逆流性食道炎が疑われます。
逆流性食道炎の場合、代表的な症状は胸やけです。
これは胃酸が食道へ逆流することが原因で、みぞおちから胸の下あたりまでが熱くなるような不快感があります。
喉の違和感や痛みも、逆流した胃酸による喉の炎症が原因です。
逆流性食道炎と同じくくりの病気として、咽喉頭酸逆流症というものもあります。
これも胃酸が逆流することで起こる症状ですが、逆流の範囲がより上部に及びます。
喉のつまりなどの違和感に加え声のかすれが起こることもあり、これらの症状がある場合は耳鼻咽喉科を受診し、しっかりと診察を受けることが大切です。
思わぬ病気がひそんでいることも!?
身近な症状である喉の痛みですが、10日以上痛みが続いているようなら要注意です!
喉の症状を伴う病気はたくさんありますが、その一部を紹介します。
- 慢性扁桃炎
- 甲状腺の異常
- ポリープ
- 咽頭がん、喉頭がん
いわゆる風邪でウィルスが扁桃腺に感染すると、「急性扁桃炎」を起こします。
この急性扁桃炎が長引いたり、何度も繰り返すようになると扁桃腺にウイルスが常駐してしまうことに。
ウイルスが常に存在するため、疲労などでからだの抵抗力が弱まったときに、扁桃の病原菌がからだの抵抗力をかんたんに上回り扁桃炎を起こします。
この状態を「慢性扁桃炎」と呼び、治療は急性扁桃炎と同じく消炎鎮痛剤や解熱剤、場合によっては抗生物質を使用します。
毎日のうがいや規則正しい生活など日常的な予防が大切です。
のどぼとけの下にある甲状腺に炎症が起こると、甲状腺の腫れや発熱が起こります。
嚥下時、つまり飲み込むときに痛みが増すのが特徴です。
まれに甲状腺に腫瘍が発生し、飲み込むときに圧迫感や違和感を生じさせることもありますので、喉の違和感がしつこく続くようなら注意が必要です。
喉を酷使することで、声帯粘膜に内出血が起こり、炎症性のこぶ=ポリープが形成されます。
喉の痛みに加え、声のかすれがみられる場合もあります。
歌手など喉をよく使う職業の人に発症しやすいのもひとつの特徴です。
喉頭がんは、音楽プロデューサーのつんく♂さんが患ったことでも記憶に新しいですね。
喉頭とはのどぼとけのことで、声帯のある場所です。
咽頭とは鼻の奥から食道の入り口までを指します。
咽頭がんと喉頭がんでそれぞれ症状は異なりますが、のどの一定の場所の違和感や声のかすれ、首のしこりなど、気になる症状が続く場合は耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。
ここで紹介したものはごく一部です。
とにかく喉の痛みや違和感が長引くようなら、自己判断は禁物!
医療機関で受診することこそ、自分を守る第一歩です。
必ず耳鼻咽喉科に相談しましょう。
アレルギー
花粉症/犬や猫(動物)/ハウスダスト
花粉や動物の毛・フケ、ハウスダストなどのアレルゲンが喉に直接触れ、喉の粘膜にアレルギー反応が起きることもあります。
アレルゲンが喉に付着すると、これを排除しようと過剰な免疫反応が起こり、「喉のかゆみ」や「喉のいがいが」を引き起こすのです。
また花粉症の代表的な症状に、鼻水や鼻づまりが挙げられます。
鼻がつまると鼻で呼吸するのが苦しくなってしまい、どうしても口呼吸になりがちです。
そうすると喉の乾燥を招き、だ液の分泌量の減少につながります。
このように異物排出機能が低下している状態で、雑菌やウイルスが喉にダイレクトに侵入してしまい炎症へとつながるケースも多いです。
口腔アレルギー(食物アレルギー)
特定の食品を食べたときに、数分で喉のかゆみや喉のつまりが生じる症状を口腔アレルギーといいます。
喉の症状のほかにも、くちびるや舌が腫れたり、しびれが起きることも。
症状は口まわりや口内、喉だけに起きるのが特徴です。
アレルゲンである野菜や果物に含まれるタンパク質成分が、消化器へ送られ小腸に到達する前に破壊されるためです。
ただし重症の場合は顔のむくみや蕁麻疹、気管支喘息の発作や呼吸困難などアナフィラキシーショックが起こるケースも。
口腔アレルギーは、原因となるフルーツや野菜、ナッツなどのタンパク質成分が花粉症を起こすタンパク質成分の構造と似ていることが原因と言われています。
また天然ゴムに含まれるラテックスにもアレルゲンとしての共通性があり、ラテックスゴムにもかぶれることが多いため、別名ラテックスフルーツ症候群とも呼ばれます。
寒暖差アレルギー
季節の変わり目などに必ず体調を崩し、また風邪か……と思っていたら実は「寒暖差アレルギー」だったということがあります。
寒暖差アレルギーとはその名のとおり、寒さと暖かさの差が極端に起こったときに生じるアレルギーです。
アレルギーとは言うものの、アレルゲンがあるわけではなく、外気の激しい寒暖差による自律神経の乱れが原因です。
自律神経とは汗をかいたり、血管を拡張・収縮させるなどの働きでからだを外的環境に順応させる役割があります。
この自律神経が、大きな寒暖差についていけず誤作動が起こることで、からだにさまざまな不調が起こります。
鼻水や鼻づまりをはじめ、喉の痛みも寒暖差アレルギーの症状に含まれます。
ココが知りたい!風邪との違いは?
喉が痛くなると真っ先に風邪かな?と思いますよね。
花粉症の時期は季節の変わり目ということもあり、風邪かアレルギーか自分では判断がつきにくいかもしれません。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンがある限り症状はおさまりません。
対して風邪の場合は通常10日もすれば症状はおさまります。
1週間以上ずっと変わらず喉に症状があるならアレルギーを疑ってみても良いかもしれません。
加えて風邪には見られない目のかゆみや充血もアレルギーの判断ポイントですし、くしゃみが連続して出たりサラサラした透明な鼻水が止まらないなども代表的なアレルギー症状です。
【チェックリスト】症状から病気やアレルギーの可能性を調べよう
症状からどんな原因が考えられるのかチェックしてみましょう。
もちろん喉の症状だけで病気が判断されることはなく、からだの他の症状や生活環境など多角的に診断されます。
あくまで原因の「疑い」としてとらえ、正確な診断は医師にゆだねることを忘れずに。
症状 | 疑われる原因、 可能性のある病気 |
喉の痛み、鼻水、くしゃみ、発熱 | 風邪(咽頭炎、鼻咽腔炎(びいんくうえん)など) |
喉の痛み、38℃を超える高熱、関節痛 | インフルエンザ |
喉の奥に強い痛み、だ液の飲み込みもつらい、扁桃腺の腫れ | 急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん) |
喉のかゆみ、イガイガ | アレルギー(花粉症など) |
喉の痛み、声のかすれ | ポリープ(声帯ポリープ) |
喉の異物感、詰まり、しつこい不快感 | 咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)、ヒステリー球 |
口の中がかゆい、唇が腫れる、喉がかゆい | 口腔アレルギー(食物アレルギー) |
慢性的な喉の痛み、つかえ、ヒリヒリ感、、胸やけ、食道の痛み | 逆流性食道炎 |
喉の強い痛み、飲み込むときに痛みが増す | 甲状腺炎、咽頭カンジダ症 |
喉(のど)の症状を抑える対処法
喉の症状が出てしまったけれど、すぐには病院に行けない……そんなとき、少しでも症状をやわらげる対策をご紹介します。
喉のかゆみに対するアプローチと、痛みに対するアプローチを両側面からチェックしていきましょう。
アレルゲンの除去・抗アレルギー薬の服用
まずはアレルギーが原因で起こる喉の症状の対処法から見ていきましょう。
アレルギーの場合は、とにかく原因となるアレルゲンを避けることが第一です。
- 花粉症の場合
- 犬や猫(動物)アレルギーの場合
- ハウスダストアレルギーの場合
花粉が多く飛ぶ季節には(春だけでなく秋も!)外出時のマスク着用を徹底することで、症状の悪化を防ぐことができます。
今はさまざまな花粉対策グッズが販売されているので、それらを活用して喉へのアレルゲンの侵入をできる限り防ぎましょう。
動物の毛やフケ、特に猫のフケは、ダニのフンなどと比べても非常に小さく軽いため完全に除去するのは困難です。
少しでも症状を軽くするために、寝室はペットの出入りを禁止にする、こまめなブラッシング、空気清浄機の設置などで対策していきましょう。
ハウスダストには徹底した掃除が一番の対策です。
加えて寝具のこまめな洗濯やふとんカバーなどのシーツ類を防ダニ効果のものへ変えるのもひとつの方法です。
賢い部屋干しの記事はこちら
病院でアレルギーと診断を受けて、抗アレルギー薬が処方されたら指示どおりに服用しましょう。
診察で一番ひどい症状やツライ部分をしっかり伝えることで、数ある薬の中で症状にあったものを処方してくれるはずですよ。
うがい
喉の症状の対策で簡単に行えるのが「うがい」です。
風邪などの原因となるウイルスや細菌を洗い流すことができます。
同じくアレルゲンである花粉やホコリも洗い流し、吐き出すことで体外へ排出できるのです。
ここでは効果的なうがいの方法を2パターンご紹介します。
- 口うがい⇒喉うがい
- 鼻うがい
うがいといえば、水を口に含んでいきなり上を向き「ガラガラ」「ペッ」とする人も多いですよね。
でもコレ逆効果になっているかもしれません。
まずは口のなかに残っている雑菌やウイルスを洗い流すことが大切。
口に水を含んで「クチュクチュ」とゆすいでから、いわゆる「ガラガラ」とする喉うがいに移りましょう。
喉うがいでは、喉の奥を洗うイメージで真上を向いて行うのがポイントです。
ウイルスやアレルゲンが付着しやすい上咽頭は喉うがいでは届きません。
鼻の内部を直接洗い流すことができる鼻うがいで対処しましょう。
鼻に水を入れることに抵抗がある人も多いかもしれませんが、体液の浸透圧にあわせた食塩水を使えば痛みはほぼありませんよ!
まず鼻うがいに必要な食塩水を準備します。2リットルのぬるま湯に対し18gの塩を入れればOKです。
洗面器に食塩水をいれ、片方の鼻の穴をおさえ息を止めてから、反対側の鼻の穴から食塩水を吸い込みます。
顔をあげ、吸い込んだ食塩水を洗面台などに出します。これを3~4回ほど繰り返し、反対側の鼻も同様に行います。
喉(のど)の保湿と保温
喉を保湿すること、温めること、どちらも喉の粘膜を保護する効果があるため、症状の悪化を防ぎ回復を早めます。
前項のうがいも喉に水分を与え乾燥を防ぐメリットがあります。
起床時のうがいは朝イチで乾いた喉を潤してくれるので効果的。
注意したいのは喉のうがいの前に必ず口をゆすぐことです。
就寝時はだ液の分泌が少ないため口内の雑菌も多い状態です。
まずは口内の菌を洗い流してから喉うがいをしましょう。
日中はなるべくマスクを着用すると、自分の息で保湿することができます。
また飴をなめることでだ液の分泌を促すのも効果的です。
寝るときもマスクが活躍します。
このとき使うマスクは布製のものを選び、水分を含ませた状態のものがベストです!
薬局でよく見かける不織布のものは吸湿性がないのでここでは使わないようにしましょう。
保湿専用のマスクや就寝用マスクなどの商品を使ってみるのも◎!
喉(のど)の炎症に効く食べ物
ハチミツ大根
最近ネットでも話題のハチミツ大根ですが、特にのどの炎症に効果てきめんなんです!
わたしも喉が少しでも痛くなったら、すぐに作って飲んでいます。すると翌日には本当に痛みがとれているから驚き!
ハチミツには強い抗菌作用があり、大根には消炎作用があります。
このダブルアプローチで喉の炎症をやっつけるんですね!
まさに自然ののど飴。本当に簡単に出来るから、喉が弱い人や秋冬は大根とハチミツを常備しておきたいですね。
(※ハチミツは1歳未満の赤ちゃんには厳禁です!)
のどの痛み、咳、滋養強壮に!はちみつ大根 by みどりまりも
レンコンすりおろし
レンコンは昔から風邪の特効薬とも言われていました。
レンコンを切ったまま放置すると、切り口が黒くなりますよね。
これはレンコンに含まれる「タンニン」によるもので、このタンニンにこそ強い抗炎症作用があるのです。
レンコンを皮ごとすりおろし、しぼり汁をお湯でうすめてハチミツを加えて飲むだけでも効果的です。
もっと味にこだわりたいならこんなレシピはいかがでしょうか。
しょうが湯
しょうががからだを温める働きを持つことは良く知られていますね。
からだを芯から温める成分である「ショウガオール」は、実は加熱することで得られるもの。
保存もきく「黒糖しょうが」を作って紅茶に溶かして飲むのがおすすめです。
病院へ行く
これらの対策を講じてもなかなか喉の痛みがおさまらなかったり、つばを飲み込むのもツライような痛みがある場合は、やはり医療機関を受診するのが一番です。
わたし自身、初期症状ならハチミツ大根やからだを休めるなどで治ってしまうこともありますが、やはり病院に行くのが何よりの近道だと感じます。
適切な治療は抜群に治りが早いし、安心感もありますよね。
4つの習慣で喉(のど)の痛みやかゆみを予防!
喉のかゆみやいがいが、喉の痛みを予防するにはどうしたらよいのでしょうか。
アレルギー症状であれ、風邪の症状であれ、根本的な予防方法は同じなんです。
それは「喉を保護して体の免疫力をあげる」ことであり、環境に左右されすぎない強い喉を育てること。
まずは普段の生活に、これから挙げる4つの習慣を足してみてください。
うがい
喉の症状が出てしまったときの対策としても紹介した「うがい」ですが、実は日本以外ではほとんど行われないって知っていましたか?
このため、実は効果がないのでは?という説もありましたが、安心してください。
ちゃんと効果は実証されていて、水うがいを行っていたグループは、水うがいを行わなかったグループと比べて、約4割も風邪の発症を防げたという結果が出ています。
予防としてのうがいは十分有効なようですね。
もちろん喉についたアレルゲンを洗い流すことも出来ますから、アレルギーの発症を防ぐ役割もあるのです。
首を温める
喉があたたまるだけで、抵抗力があがり菌の繁殖を防ぐことができます。
冬場はマフラーやタートルネックを着るだけでも喉の保温になりますね。
就寝時は首にからまないネックウォーマーをつけると睡眠の邪魔になりません。
夏場でも冷房が効きすぎているときはストールを首にまいたり、冷房をつけたまま寝るときでも薄手のタオルを巻いておくと喉の冷えを防止できます。
喉(のど)の乾燥を防ぐ
ウイルスや細菌は乾燥した環境で活発に活動します。
また喉の粘膜が乾燥してしまうと異物を排出する機能もおとろえてしまうため、アレルゲンを取り込みやすくなってしまいます。
喉の乾燥は風邪にもアレルギーにも良くない状態といえます。
空気の乾燥には加湿器を利用したり、マスクを日常的に着用する、あたたかい飲み物をとると喉の乾燥をふせいでくれますよ。
栄養バランスの良い食事&ストレスをためない
いわゆる「健康的な食事とストレスのない生活」で予防できるのは喉の症状だけに限りません。
からだ全体が健康を維持できているということは、十分な免疫力をそなえ風邪もひきにくい強いからだであるということ。
またアレルギー体質の人はわかると思いますが、からだの調子が悪いときはアレルギー症状も強く出てきませんか?
からだの抵抗力が下がるとそれだけ不調が起きやすいということです。
普段から「調子のいいわたし」でいられるように、地道に健康的な生活を心がけることは何よりも大切なのです。
「喉(のど)のイガイガは風邪?それともアレルギー?ツライ症状の原因から対策・予防まで徹底解説」まとめ
喉の症状はいろいろですが、対策と予防法は意外と同じものも多いことがわかりました。
個人的には首を温めることやハチミツは喉のイガイガに効果てきめんだと感じます。
特に季節の変わり目は喉の症状が出やすいですから、普段から予防につとめ、少しでも「あれ?いつもと違うな……」と思うような症状が出たら迷わず病院で相談してくださいね。
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