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いま大注目のエクオールって一体なに?大豆イソフラボンとどう違うの?エクオール完全ガイド

テレビや雑誌でよく目にするようになったエクオール。

更年期障害をはじめ、女性に嬉しい効果があるということはなんとなく分かるけれど、エクオールが一体なんなのか、答えられる人は少ないのではないでしょうか?

エクオールとは、別名スーパーイソフラボンとも呼ばれ、女性ホルモンにとてもよく似た構造を持った成分のこと。

エクオールが体内でどのように働くかを知れば、効果的なエクオールの摂取方法も分かりますよね。

エクオールの正体を知って、その効果をあますところなく享受しちゃいましょう!

見出し

エクオールってなに?

エクオールとは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれる物質です。

では、エストロゲンとはどんな役割をするのでしょうか。

女性ホルモンが、私たちの身体に果たす役割について見ていきましょう。

エクオールを知るには「女性ホルモン」を知る

女性ホルモンには、プロゲステロンとエストロゲンの2種類があります。

この2つのホルモンの働きによって、私たちの体内で月経サイクルが起きています。

母のホルモン「プロゲステロン」

プロゲステロンは、黄体ホルモンとも言われ、排卵後から次の月経が始まるまでの期間に卵巣から分泌されます。

脳の体温中枢に働きかけて体温を上げる作用があるため、プロゲステロンが多く分泌される期間は基礎体温が高温期になり、この時期を黄体期と言います。

プロゲステロンには、以下のような働きがあります。

  • 乳腺を発達させる
  • ホルモンバランスを調整する
  • 血糖値を正常にする

また妊娠中には、増殖した子宮内膜に受精卵が着床しやすいように状態を整えて、妊娠を継続させる働きもあります。

このような働きから、プロゲステロンは「母のホルモン」とも言われています。

美のホルモン「エストロゲン」

エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、卵巣から分泌されます。

エストロゲンが分泌される期間の基礎体温は低温期となります。

乳腺を刺激し、排卵を促して子宮内膜を増殖させ、妊娠できる身体へ準備を整えます。

また、エストロゲンには以下のような働きがあります。

  • 肌の新陳代謝を促す
  • カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にする
  • 血中の善玉・悪玉コレステロール値を正常化し、動脈硬化を抑制する

このような働きがあることから、エストロゲンは美と健康を保つホルモンとも言われています。

そして、このエストロゲンには、エクオールと深い関係があるのです。

別名「植物エストロゲン」!大豆イソフラボンの正体

エクオールは、大豆イソフラボン由来の成分です。

大豆イソフラボンは、エストロゲンと分子構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれており、エストロゲンとよく似た働きをします。

女性の美容や健康づくりに役立つことから、近年は大豆イソフラボンを含む特定保健用食品も販売されており、大豆イソフラボンはますます注目を集めています。

では、大豆イソフラボンとは一体どのようなものなのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

大豆イソフラボンとはポリフェノールの一種

大豆イソフラボンは、植物に含まれる苦味・渋味・色素成分であるポリフェノールの一種です。

ポリフェノールは、自然界に5,000種類以上存在すると言われており、緑茶に含まれるカテキンや、ブルーベリーに含まれるアントシアニンもポリフェノールのひとつです。

それらと同じように、大豆に含まれるポリフェノールが、大豆イソフラボンです。

大豆1粒に含まれる大豆イソフラボンの量はごくわずか!

大豆イソフラボンは、胚芽の部分に多く含まれます。

ですが、その含有量は全体の0.2~0.3%ほどです。

これを大豆1粒あたりに換算すると、1粒(約0.3g)あたりの大豆イソフラボン含有量は、たった0.0006gとごくわずかなのです。

2種類のイソフラボン

イソフラボンには種類が2つあり、以下のように分かれています。

  • グリコシド型イソフラボン…糖が結合したイソフラボン
  • アグリコン型イソフラボン…糖が外れたイソフラボン

通常、多くの大豆食品に含まれるイソフラボンは、ほとんどがグリコシド型として存在しています。

しかし、グリコシド型は分子が大きいので、そのままではほとんど体内に吸収されません。

そのため、体内に吸収させるには、分子を小さくする必要があります。

摂取されたグリコシド型イソフラボンは、腸内細菌の作用によって糖が外されて、分子が小さいアグリコン型イソフラボンに変化します。

アグリコン型に変化したイソフラボンは、体内に吸収されやすくなり、そのほとんどが腸管から吸収されるのです。

エクオールは「アグリコン型イソフラボン」から作られる

では、エクオールは2種類のうちのどちらのイソフラボンから作られるのでしょうか?

エクオールは、アグリコン型イソフラボンから作られます。

アグリコン型イソフラボンのひとつであるダイゼインという成分が、腸内細菌によって代謝されたものが、エクオールと呼ばれるのです。

大豆イソフラボンの効果の源は「エクオール」だった!

前章で紹介したように、エクオールはアグリコン型イソフラボンのひとつ「ダイゼイン」から作られることが分かりました。

大豆イソフラボンの真の効果を発揮させるエクオールは、スーパーイソフラボンとも呼ばれています。

そんな異名を持つエクオールの作用を詳しく見ていきましょう。

そっくり!エクオールとエストロゲンの構造

画像引用:https://goo.gl/qb9dE1

上の構造式を見ると、エクオールはエストロゲンと構造がよく似ていることが分かります。

分子は、構造が似ていると、働きも似る性質があります。

そのため、エクオールはエストロゲンに似た働きをする事ができるのです。

エストロゲン受容体と結合⇒エストロゲン様作用を発揮

若いときは、体内でエストロゲンが活発に分泌されますが、年齢を重ねると徐々にその分泌量が減っていきます。

すると、体内のホルモンバランスの乱れによる、身体的・精神的な不調の症状が現れやすくなります。

このような時に、救世主となるのがエクオールです。

空いているエストロゲンの受容体に、エクオールが代わりに結合して、エストロゲンに似た働きをしてくれるのです。

画像引用 https://goo.gl/7ndwG5

エクオールには「抗」エストロゲン様作用も

一方で、エクオールには「抗エストロゲン」という作用もあります。

「エクオールはエストロゲンに似た働きをするはずなのに、抗エストロゲンって矛盾してない?」と思いますよね?

これは、体内でエストロゲンの量が多すぎる際に、エクオールがエストロゲンの受容体に結合して、過剰なエストロゲンの働きを弱めてくれるということです。

画像引用 https://goo.gl/n8sFYA

エクオールは、エストロゲンが足りない時も、多すぎる時も活躍してくれる成分です。

そのため、エストロゲンが不足しがちな更年期以降の女性にも、エストロゲンが過剰になりやすい若い女性にも、必要な存在なのです。

エクオールはどのようにして生まれるの?

私たちの身体に良い効果をもたらすエクオール。

では、エクオールはどうやって生まれるのでしょうか?

体内でエクオールができるまでを見ていきましょう。

大豆イソフラボンが腸内細菌によってエクオールに変換される

「別名「植物エストロゲン」!大豆イソフラボンの正体」でもご紹介した通り、エクオールは大豆イソフラボンから作られています。

では、大豆イソフラボンからどんな行程を経て、エクオールに作り替えられるのでしょうか?

以下の流れをご覧ください。

画像引用 https://goo.gl/5hX6CQ

①大豆などから大豆イソフラボンを摂取する

②腸内細菌によって大豆イソフラボンの糖が外され、アグリコン型のイソフラボンになる

③アグリコン型イソフラボンのひとつであるダイゼインが、腸内細菌の働きによってエクオールに作り変えられる

 

エクオールを作り出すためには、この行程をスムーズに進めることが必要です。

そのためには、以下の3項目が大切なポイントです。

  • 食品などから大豆イソフラボンを継続的に摂取すること
  • 食品などから腸内で働く細菌を摂取すること
  • その腸内細菌が、うまく働ける腸内環境に整えること

では、エクオールを作り出す腸内細菌がうまく働けるようにするには、どんな腸内環境にすれば良いのでしょうか?

続いては、今話題の腸内フローラについて解説します。

腸内フローラとは

人間の大腸には、100種類以上、100兆個に及ぶ腸内細菌が生息しています。

その姿を顕微鏡で見た様子が「フローラ」(英語で花畑という意味)のように見えることから、腸内フローラと呼ばれています。

腸内フローラを構成する腸内細菌は、以下の3種類に分かれています。

  • 善玉菌…悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ、おなかの調子を整える働きがあります。ビフィズス菌や乳酸菌など。
  • 悪玉菌…大腸菌やブドウ球菌など、増えると便秘や下痢など様々な病気の原因になる菌です。
  • 日和見菌…善玉菌でも悪玉菌でもなく、腸内で優勢な方の味方になって働く菌です。

一般的に、腸内で最も多いのは日和見菌で、次いで善玉菌が多く、悪玉菌は最も少ないです。

しかし、悪玉菌は加齢による免疫の低下や、肉が中心で食物繊維の少ない食事などによって増えてしまいます。

そのため、悪玉菌の増加を抑え、善玉菌を増やして優位にさせることが大切です。

善玉菌を増やすには、食生活が最も重要です。

ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品、善玉菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維を含む食品を摂取することが有効でしょう。

ビフィズス菌や乳酸菌はヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれ、オリゴ糖は大豆や玉ねぎ、バナナなどに多く含まれます。

これらを普段の食事に取り入れて、腸内環境の改善を目指しましょう^^

エクオール産生菌の種類と摂取方法

現在、エクオールを作り出す「産生菌」は10種類ほど見つかっており、まだ未知の産生菌がいるとも言われています。

このエクオール産生菌を上手に摂取することが、体内でエクオールを作り出す上で非常に大切です。

今回は、特に重要とされている3つのエクオール産生菌について紹介します。

  1. 乳酸菌ラクトコッカス20-92
    ラクトコッカス20-92は、2002年に大塚製薬が発見した乳酸菌です。

    摂取した大豆イソフラボンをエクオールに変換する力が強く、代表的なエクオール産生菌です。

    ラクトコッカス20-92は安全性が高く食品にも利用できることが大きな利点で、イタリアのチーズ数種類に含まれています。
     

  2. ビフィズス菌ブレーベ15700
    ビフィズス菌ブレーベ15700は、ヤクルトが独自に開発・培養しているビフィズス菌です。

    整腸作用の他にエクオールを産生する作用があります。
     

  3. ビフィズス菌bb536
    ビフィズス菌bb536は、1969年に森永乳業の研究によって、健康な乳児から発見されました。

    本来、ビフィズス菌は酸素や酸に弱く、食品への添加が難しいと考えられていました。

    しかし、bb536は酸素や酸に強く、食品に加工しても胃酸などで死ぬことがないため、生きたまま大腸まで届くという大きなメリットを持っています。

エクオール産生菌をサポートするオリゴ糖が存在する!

ラクトビオン酸は、カスピ海ヨーグルトに多く含まれている酸性のオリゴ糖です。

カスピ海ヨーグルトに含まれる酢酸菌の働きで、ラクトース(乳糖)を酸化させることによって、ラクトビオン酸に変換されます。

ラクトビオン酸の働きは、以下の3つです。

  • カルシウムの吸収を促進する…骨密度をアップさせるので、骨粗しょう症の予防効果が期待されています。
     
  • 腸内環境を整える…ラクトビオン酸は小腸で消化されずに大腸まで届きます。
    大腸まで達したラクトビオン酸がビフィズス菌のえさになり、腸が刺激されて便秘が解消されやすくなります。
     
  • エクオールの産生効率をアップさせる…大豆イソフラボンの吸収を良くして、エクオールへの変換を促してくれると言われています。
     

現在、ラクトビオン酸を食品から摂取するには、カスピ海ヨーグルトから摂るしかありません。

でも、毎日ヨーグルトを食べ続けるのはちょっと大変ですよね…。

最近は、ラクトビオン酸が配合されたサプリメントも販売されているので、これらを上手に活用すると良いでしょう。

エクオールのすごい効果

エクオールには、以下のような効果が期待されています。

  • 更年期症状の緩和…エストロゲンに似た働きをすることで、ホルモンバランスの乱れを緩和し、更年期症状を和らげる。
     
  • 骨粗しょう症のリスクを下げる…エストロゲンが減少すると、骨がもろくなると言われています。
    エクオールがエストロゲンの代わりに働くことで、骨粗しょう症を防ぐ。
     
  • 動脈硬化のリスクを下げる…エストロゲンが減ると、動脈硬化のリスクが高くなります。
    エクオールがエストロゲンの代わりに働くことで、動脈硬化を防ぐ。
     
  • シミの改善・美白効果…エクオールの抗酸化作用により活性酸素を除去するためシミの改善と美白効果がある。
     

詳しくは、こちらからチェック!

 

エクオールを作れる人、作れない人との違いは?

エクオールは誰もが体内で産生できるわけではなく、産生できる人とできない人がいます。

現在、日本人でエクオールを産生できる人は約50%ですが、近年その比率は低下しています。

特に、年齢が下がるにつれてエクオールを産生できる人の比率の低下が顕著で、若年層ではなんと20%しかいないという研究報告もあります。

原因はまだはっきりと解明されていませんが、食生活の欧米化により大豆の摂取量が減っていることが関係していると考えられます。

エクオールを作れる人と作れない人の違いを詳しく知りたい!

 

エクオールを作れるか調べるならキットが便利

「4.エクオールを作れる人、作れない人との違いは?」を読んで、「じゃあ、私の身体はエクオールを作れるのかな?」と思った人も多いのでは?

そんな人は、キットで調べてみるのが便利です。

現在、自分がエクオールを作れる身体なのかを調べられるキットが販売されています。

今後の健康づくりのためにも、一度調べてみてはいかがですか?

詳しくはこちらから

 

作れない人も大丈夫!エクオールのサプリを上手に使おう

キットなどで調べた結果、「私はエクオールを作れない身体だった…」と落ち込まなくても大丈夫です!

エクオールを作れない人は、サプリメントを使ってエクオールを摂取する方法があります。

ただし、サプリメントは手軽に摂取できる反面、過剰摂取になりやすいので、決められた摂取量は必ず守りましょう。

エクオールサプリについて、詳しくはこちらの記事を読んでください。

 

作れる人も作れない人も!エクオールの効果を高める生活習慣とは

せっかく体内でエクオールが産生されても、それを有効に活用しなきゃもったいない!

エクオールの力を活かすためには、基本的な生活習慣を整えることが大切です。

エクオールの効果が最大限に発揮されるように、生活習慣を整えましょう。

  1. 腸内環境を整える
    エクオールを体内で作り出すには、大豆イソフラボンからエクオールを産生してくれる、エクオール産生菌が必要です。

    しかし腸内環境が悪いと、せっかくエクオール産生菌が存在していてもうまく働きません。

    エクオール産生菌が腸内で力を発揮できるように、良い腸内環境を維持しましょう。便秘改善にもつながって一石二鳥ですよ^^
     

  2. 血行を良くする
    血行不良で体温が低下すると、女性ホルモンの分泌が低下しやすくなります。

    女性ホルモンは血液の循環により全身に行きわたるため、血行を良くすることは重要なポイント。

    エクオールはあくまでも女性ホルモンの役割を補うものなので、まずは体内で女性ホルモンをちゃんと分泌できるようにしたいですね。
     

他にも生活習慣で気を付けるべきことはたくさんあります。

詳しくはこちらからチェック!

 

「いま大注目のエクオールって一体なに?大豆イソフラボンとどう違うの?エクオール完全ガイド」まとめ

今回はエクオールについて紹介しました。

エクオールは、存在が発見されてからまだ日が浅く、解明されていないこともたくさんあります。

そのため、現在も様々な研究が進められています。

これからどんなことが分かってくるのか、更なる研究に期待しましょう^^

また、エクオールに関連して女性ホルモンについても紹介しました。

女性ホルモンは、女性の身体を守ってくれる大切な存在です。

忙しいとつい自分の身体のことをおろそかにしがちですが、女性ホルモンやエクオールを上手に味方につけて、皆さんが生涯健やかに生きていけることを願っています。

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